車山高原と八島ヶ原湿原ほか


2004-07/13~2004-07/15


昨年6月に行った時は花の時期に少し早過ぎて高原や湿原に花の姿があまり見えなかった。
その時、現地の案内所で『花は7月中旬から8月にかけてが最も多く、ニッコウキスゲの花は7月20日頃が見ごろですよ』とお聞きしたので、今年こそはと再チャレンジした。


今回の旅で出会った花々はここをクリック

2004-07/13(火)

早朝6時過ぎに自宅を出発。さしたる渋滞もなく11時頃には霧ケ峰高原に到着した。
事前に調べた天気予報では旅行期間中3日間とも曇りと言うことであったが、朝のうちあった雲も次第に切れて晴れ間が広がってきた。
最初の目的地である霧ケ峰高原に登ってみたがウツボグサやハクサンフウロなど草丈の低い花ばかりで他には予想したほどの花がなく、【ニッコウキスゲの道】の看板がある散策道にもキスゲの花はほとんど見当たらずコバギボウシやヤナギラン、ヨツバヒヨドリなどは蕾ばかりが目立つ。今年も空振りかと若干の不安を覚えつつ霧ケ峰をあとに八島ヶ原湿原へ。
湿原前の駐車場に車を止め早速湿原の散策に出るとすぐに満開の花々が視野に広がる。
霧ケ峰高原で少ない花を見つけては何とか写真に収めようと苦労していたのがアホらしくなってくるほどである。
シシウド、ノアザミ、コバイケイソウ、アヤメ、ノハナショウブ、コウリンカ、シモツケソウ、カワラナデシコ・・・数え上げれば限がない。
八島ヶ原湿原周回路の途中にある旧御射山遺跡周辺一帯にはシモツケソウやキンバイカの群生で目を楽しませてくれる。
八島ヶ原湿原を一周してもまだ時刻は4時前で日が暮れるまで間がある。それではと言う事で美ヶ原高原へ出て牧場や美術館周辺を散策。
帰路ビーナスラインをホテルに向かっていると、車山肩で夕陽に照らされたニッコウキスゲの花が目に入り、そのあまりの美しさに急遽車を止め付近を暫し散策する。
午後6時を過ぎてホテル(ホテルリゾリックス車山高原)に到着したが周囲はまだ明るいので、まずは風呂に入って疲れた身体を癒す。
7時を周るとり周囲は大分暗くなり、夕陽に照らされて浮かび上がる八ヶ岳を眺めながらの夕食はまた格別であった。
コース
自宅⇒(中央高速)⇒ 霧ケ峰高原散策 ⇒ 八島ヶ原湿原一周 ⇒ 美ヶ原高原散策 ⇒ 車山肩散策 ⇒ ホテル

霧ケ峰高原
美ヶ原高原
八島ヶ原湿原
車山肩ニッコウキスゲ




2004-07/14(水)

二日目晴れ。車山肩の駐車場に車を置きハイキングに。
炎天下隠れるところもない高原に5時間近くもいたので、首に巻いたタオルは汗に濡れ腕や顔など露出部は真っ赤に日焼けしてしまったが、ニッコウキスゲやシモツケソウ、シシウド・・・などが咲き乱れる草原の道は日焼けのことなど気にならないほど美しかった。
しかし最後の車山肩への登り道ではそれまでの疲れと日頃の運動不足ですっかり息が上がってしまった。
その後、立科へ移動し立科町立御泉水自然園や周辺の林の中を2時間あまり散策。花はあまりなかったが、小鳥のさえずりを聞きながらの森林浴もまた気持ちい良いものである。
コース
 車山ハイキング(車山肩→蝶々深山→物見岩→釜が池→八島ヶ原湿原→旧御射山神社→沢渡り→車山肩)
⇒ 立科町立御泉水自然園 ⇒ 立科散策 ⇒ ホテル

車山
物見岩
車山高原
物見岩からゼブラ山?を望む

2004-07/15(木)

今日も快晴。北八ヶ岳にかかるピラタス蓼科ロープウェーに乗り、山頂駅前に広がる溶岩台地「坪庭」を散策。ごつごつした溶岩の割れ目に高山植物が根を張っているが、花は1cmにも満たないほど小さいのでよく見ないと見過ごしてしまう。
坪庭をあとに奥に15分ほど木道を進むと縞枯山荘に着く。
縞枯山荘で一休憩しそこから更に雨池方面に向かって20分ほど進んだが池までは時間がかかりそうな上、雲も出てきたのでので諦めて帰路に着く。

山頂駅
坪庭からの眺望
坪庭からの眺望
縞枯山荘から雨池方面
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