【パシャバア】
パシャバア地方のキノコ岩(妖精の煙突)に代表される奇岩が延々と続くカッパドキアの範囲は直径100kmにも及ぶ。 先史時代、絶え間のない火山活動によって灰や砂岩そして硬い玄武岩と柔らかい凝灰岩などが層を成して堆積し、その後の長い年月を経て雨や風の浸食作用によって奇岩大地となった。 日本の観光地でもその姿からカメ岩とか観音岩と言った名前の奇岩が沢山あるが、ここカッパドキアも例外ではなく面白い形の岩にはそれぞれ名前を付けて呼んでいるようだ。
柔らかな凝灰岩の部分に穴を掘った住居跡も多数見受けられるが、現在は新たに掘る事は禁止されているらしい。
住居跡
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室内の壁画
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【ウチヒサル】
交易の要所でもあったウチヒサルの「ヒサル」とは要塞という意味でヒッタイト時代には既に要塞とされていたが、永年の浸食作用で岩がもろくなり人々は麓の平地へ移転した。 洞窟住居は冷房が要らないほど涼しいと言う。
【ギョレメ】
ギョレメ屋外博物館は、ローマ帝国の迫害からこの地に逃れたキリスト教信者が岩に穴を掘って作った岩窟教会や修道院で構成される。
ギョレメ野外博物館全景
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サンダルの教会(チャルクルキリセ)
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暗闇の教会
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女子修道院
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教会内の壁画
蛇の教会の壁画
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聖バルバラ教会の壁画
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サンダルの教会の壁画 |
サンダルの教会の壁画 |
【カイマクルの地下都市】
カイマルクの地下都市は現在地下4階まで発掘されているがどこまで掘り下げられていたのか全体像は判明していない。 デリンクユの地下都市(地下8階まであり1万人近くが生活していた)に比べて通路は狭く天井も低いので頭を下げながらの見学になる。
【ウルギュップ】
ウルギュップは海抜1060m。 名前は多数の要塞を意味するヒッタイト語のウルークップに由来し、カッパドキアの典型的な岩窟住居が最も多く見られる。
三人姉妹の谷
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妖精の煙突
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